BL600というBLEモジュールを入手したので、BLEで何か作れないか試行錯誤している今日このごろです。
BLE600は技術基準適合証明が通っているので日本国内でも安心して使用できるBLEモジュールです。BLE600自体は非常に小さいモジュールで、裏の端子も0.8mmピッチと小さくなっています。
この小さいモジュールを無理やりブレークアウトしてビーコンを作ります。まず、適当なユニバーサル基板を準備します。小さい部品なのでフラックスは必須です。
ユニバーサル基板を適当に斬って、モジュールを押し込む穴を作ります。モジュールには端子にハンダを塗布します。ハンダの塗布にはこの動画(How to Solder QFN MLF chips...)の3:40辺りの方法を使いました。
動作確認に最低限必要な端子を半田付けします。細めのスズメッキ線をピンセットで押さえながらハンダゴテを軽く当てると溶接されます。この時にハンダゴテを当て過ぎると端子がモゲるので当てる時間は必要最低限にします。
ハンダゴテで炙りすぎてモゲた例。一つ駄目にしました、、、orz
USBシリアルを繋いで動作確認をします。BL600の場合は専用ツールのUWTerminalで通信できるかを確認します。
問題がなければ電池ホルダーや電源スイッチ、nAutoRun用のDIPスイッチを取り付けます。
裏の配線は触るとポロッと行くことがあるのでグルーガンで固めます。グルーガンはダイソーのものを使用しました。
このままでは何なので3Dプリンターで箱を作ります。不恰好だけど今回はただの箱にしました。
印刷が終わったら中に押し込みます。寸法を測って専用に作った箱なのでピッタリ収まります。
蓋を閉じて完成です。
ぶっちゃけていうと汎用のタグを使ったほうが早いし安いので意味的なものはあんまり無いですが、今回ここまで作れたので、次からはセンサー的なものを載せたものを作りたいと思います。
ちなみに今回は自力でブレークアウトしましたが、半田付けに自身が無い人は頑張らなくても、@ksksue 氏がBL600 Breakout Boardを頒布されているので、そちらを使えば余計な苦労をしなくても済みます。
並べると一目瞭然ですが、明らかに手ハンダの方が大変です、、
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