2013年9月23日月曜日

3Dプリンターでフォクすけフィギュア作り

とあるキャンペーンの懸賞になっていたフォクすけのぬいぐるみが欲しかったけど当選しなかったので3Dプリンターもあることなので作ることにしました。


知人は当選してぬいぐるみを持っていたので写真を何枚か撮らせてもらいました。


写真を元に3Dモデルを起こします。僕が使い慣れているツールはBlenderなので、それで3Dモデルを起こします。


次に印刷しやすいように分割し、印刷用データの生成ツールに食わせます。僕の使っている3DプリンターはBlade-1と呼ばれるもので、印刷用データはKisslicerというツールで3Dモデル(STL形式)から変換して作成します。


印刷したものは3Dプリンター特有のギザギザができるので磨きます。


磨くだけでは綺麗にならなかったのでパテ埋めしています。


パテ埋めして磨くのが終わったらサーフェーサーで表面を整えます。


そのまま塗装しても良いのですがある程度の数が作れるようにシリコンゴムで型取りして型を作ります。


型ができたら樹脂を流しこんで整形します。僕はホビーキャストという2液式のウレタン樹脂を使用しました。


成形後は型の合わせ目が残ったりするのでヤスリで表面を整えます。



ラッカースプレーとエナメル塗料で着色します。塗料によって塗る順番を間違えると既に塗ったところが溶けて大変なことになるので注意します(以前やらかしました)。




完成です。大きいのを1体と小さいのを4体作りました。ヌイグルミからは若干雰囲気は変わってますが可愛くできたと思います。

実際にひと通り自分でやってみるといろいろ勉強になりました。
データの作成時に耳を薄くしすぎて穴が開いたり割れたりしたので3Dプリンターの性能や樹脂の強度の考慮が必要でした。型取りはオーバーハングがあると樹脂の気泡が抜けなくなるので方向にかなり神経質になりました。塗料の取り扱いも慣れていなくて、厚塗りしすぎてムラがでたり、マスキングに失敗したりしました。

印刷と型取りと複製は結構大変だったので専門業者さんに依頼した方が良いのかなと思いました。このフィギュアは割と好評だったので頃合いを見て量産したいと思います。